宇宙戦艦ヤマトに学ぶ音の演出法! 「ドズズズズ」「ドドドドドド」
「ドズズズズ」
「ドドドドドド」
「ズズズズズズズ」
これは、大名作『宇宙戦艦ヤマト』が広大な宇宙スペースを進んでい
るときの音です。戦艦ヤマトの重量感や強靭さ、スケールの規模がリア
ルに伝わってくるようです。
日本の漫画は、場面・場面を強調する、インパクトや雰囲気を醸し出す
手段として擬音・擬態語を巧みに活用していると思います。
まるで漫画と音が一体化、共存しているようです。
(例えば戦艦を見ながらドズズズズの音を心の中で呟くと、その世界に
入り込めるような、そんな感じがします。)
話を音に転じてみると濁音の「ド」や「ズ」は、音韻・音響的に見ても
パワーを強調する意味として頭のなかで喚起しやすいと推察されます。
身近な例としては
「ドン」
「ドカーン」
「ズドーン」
等がそうです。
こうした音の存在が、漫画の魅力を引き出す1要素になっているのでは
ないでしょうか。
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